フリーランスのITエンジニアがエージェントを利用して案件を探すときは最初に希望単価を伝えておきます。
ですが実際この希望単価どおりの案件に入れるものなんでしょうか。私の経験から話したいと思います。
最低単価は希望単価!
初めてエージェントと打ち合わせすると希望単価はいくらですか、最低はいくらまでですか、などど必ず聞かれます。
ここで最低単価が希望単価と違う場合、まず案件紹介してくる際に提示してくる単価は希望単価でなく最低単価です。
当然向こうは取り分多いほうがいいですからね。それにまだそのエージェントでは実績もないわけですし向こうも慎重になるのかもしれません。
後で上げてあげるからは信用しない
希望単価(最低単価)は最初にエージェントに伝えてそれから営業してもらい、面談して案件獲得、という流れになりますが面談後に参画してもいいかなと思ってると希望単価(最低単価)からちょい下げた金額を提示してくることがあります。
エージェントは先方の提示金額が希望より下回ってしまいます、という言い方をしてきます。
(本当はエージェントが取り分増やそうとしているかもしれませんが。特にこのケースはそのエージェントを初めて利用するケースが多いように感じる・・・。)
ここで渋ってると「次回の契約延長のタイミングでは希望単価に上がるように交渉します。なのでがんばってください。」などと言ってくることもあります。
あまり期待しないほうがいいです。
ちょっとだけ上がることもありますがそのプロジェクトにいる限り希望額まではまず上がりません。力不足ですいません、と言われて終わりでしょう。
もっとも結構な長期の案件なら別でしょうがせいぜい1年程度だと上がる前に終わってしまう可能性大です。
なので向こうはがんばったら上げるって思考かもしれませんがこっちは最初から上げるんならがんばるの思考で臨まないといけません。お互い対等のビジネスですから。
とはいえ初めてのエージェントのときは多少妥協するのも必要
今言ったように初めて利用するエージェントであれば向こうも慎重になるのもわかりますし、そのエージェントとの付き合いが長い委託元(クライアント)の会社もいくら経歴書の経歴は良くてもそのエージェントとの実績がなければ不安に感じる部分もあるのでしょう。
実際面談のとき「〇〇(エージェント会社名)さんは初めて?」と聞いてくることもありました。
ですが仮に希望単価でなく最低単価で請けてしまったとしても、あるいは希望単価より低い金額で請けてしまったとしてもその参画した案件でしっかり実績を作れば、次からは最初より希望金額を上げたとしてもその金額の案件に入れることが多いです。
まあ、そのときの景気動向にもよると思いますがそのエージェントが初めてのときよりも確率は高いと思います。
とはいえ最初から希望単価以上出してくれるエージェントもあった
と、ここまで書いておいてあれですが初めての利用にも関わらず最初から希望単価を超える案件につけたこともあります。
めったに無いですが。(笑)
希望単価より出ないケースもあれば希望単価より出たケースもあるんですが
もちろん希望単価どおりのケースもあります。
希望単価より出ればラッキーですが出ないときでもしっかりやれば次回以降は希望が叶う可能性は大です。