フリーランスのITエンジニアになって報酬を得てもそれは当然すべて自分のものにはなりません。
実際どんなものが引かれて手取りはどうなるでしょうか。実体験から話します。
報酬は全額振り込まれる
エージェント利用している場合そのエージェントから支払いサイト(※)に応じて報酬が振り込まれます。
そのとき税金は天引き(源泉徴収)されているんでしょうか?
答えはNO。契約してある金額全額が振り込まれます。
健康保険料や国民年金も引かれないんでしょうか?そうです。全部振り込まれます。
※支払いサイト・・・締日から実際に入金されるまでの期間。エージェントによってまちまちである。
報酬から払うもの4つ
会社員と違って天引きってのはないので引かれるのではなく自分が払う、という行動をしなくてはなりません。
まず報酬からマストで払うもの。
・国民年金保険料
・国民健康保険料
そして利益があれば当然以下の税金も支払います。
・所得税
・住民税
国民年金と国民健康保険料の払い方
国民年金も国民健康保険料もご丁寧に郵送で納付書が送られてきますのでそれを収めるということになります。
払い方は銀行でも郵便局でもコンビニでもOKです。面倒くさい場合は銀行引き落としにもできます
国民年金は収入額によらず固定ですが国民健康保険料は前年の確定申告による所得税によって変わってきます。
結構いい金額取られます。私なんかほとんど病院行かないのに・・・。
(で、私も今回初めて知ったんですが仮に無収入でも国民健康保険料は払わないといけないらしいです)
所得税と住民税の払い方
所得税は確定申告で所得に応じて支払います。(赤字だった場合は払わなくていい)
住民税は確定申告での所得税に応じて金額が変わってくるんですがこっちは国民健康保険料みたいに納付書が送られてくるのでそれで支払います。
ちなみに報酬は普通は消費税込の金額で受け取りますが売上が1000万以下だと消費税の納税は免除されます。
月の手取りというより年単位での手取りとなるイメージ
というようにエージェントを利用したとしても報酬の入金時には会社員のように天引きされるってことはなく(※)期限までに自分で払うということになります。
確定申告でまとめて払ったりもするので多く払う月があったり少ない月があるっていう感じになります。
※エージェントによっては全額振り込まないで確定申告用に一定割合の金額をプールしておいてくれるってところもあります。
交通費も自分の収入から
あとは会社員ですと常駐先への交通費が支給されますが、フリーランスですとこの交通費も経費とはなりますが自腹になります。
ただ常駐先への交通費は自腹となりますが打ち合わせや出張が発生していつもの常駐先以外の場所への移動時に伴って発生する交通費は先方が出してくれるところがほとんどだと思います。
ちなみに最近は聞かなくなりましたが昔はパソコンも自前で用意させるプロジェクトも結構ありましたね。
支払うものまとめ
国民年金、国民健康保険料、所得税、住民税
売上が1000万以上だと消費税も。
逆に会社員と違って厚生年金保険料、雇用保険料は払う必要がありません。
あとは交通費など必要経費も基本自腹。
個人事業主になると確定申告で納税しなければなりませんが、確定申告のセミナーを開いてるエージェントも多いので参加されると良いと思います。